3D InSight™ ヒトシングルドナーマイクロティッシュ

3D InSight™ヒトシングルドナー肝臓マイクロティッシュの特徴

▶ シングルドナー由来の肝細胞を使用したマイクロティッシュ

▶ ヒトプライマリ肝細胞とKupffer 細胞を含む非実質細胞の共培養によるマイクロティッシュ

▶ 特異体質性薬物毒性(IDT)や反復投与試験による慢性毒性の評価に最適

▶ 経済的かつ取扱い易い96穴フォーマットでのお届け(384 穴フォーマットについてはお問い合わせ下さい)

▶ 製造から概ね2日以内にお届け


生体器官類似の細胞構成

完全な胆管ネットワーク(BSEP 発現で確認:茶色に染色)はヒト肝臓組織中で観察されるパターンと同様です。

図.1 ヒト肝臓組織とマイクロティッシュの比較

特異体質性薬物毒性に関する試験が実施可能

ELISA によるコントロール(灰色)およびLPS 刺激後(緑)のヒト肝臓マイクロティッシュ培養上清中のIL-6 分泌量の確認結果は、共培養の結果LPS 刺激に反応し、IL-6 の分泌が引き起こされることを示しています(図.2)。

図.2 IL-6 分泌量の確認結果

高い再現性

ウェル間の直径のばらつきは5-7% 以下と、高い再現性を誇ります。図.3では96 穴GravityTRAP™プレート中の3D InSight™ヒト肝臓マイクロティッシュの画像が提示されています。

図.3 プレート中のマイクロティッシュの大きさ

3ドナー由来のシングルドナー共培養マイクロティッシュの比較

図.4 肝臓マイクロティッシュのサイズ、バイアビリティおよび機能性の安定性。直径はImageJ-software で、バイアビリティはPromega 社CellTiter-Glo®を用いた細胞内ATP 量で評価され、アルブミンの分泌量はヒトアルブミンELISA(Bethy laboratories) によって評価されました。3 ドナー由来のマイクロティッシュいずれにおいてもサイズ、バイアビリティおよび機能性は長期にわたり安定でした。

図.5 ヒト肝臓マイクロティッシュ中のアルブミン、CYP2E1、MRP2、BSEP、E-Cadherin およびCYP2E1 の発現についても免疫染色によって評価されました(下図)。マイクロティッシュの凍結切片(ロットIPHH_01、培養20 日目)を個々の抗体で染色した後、蛍光顕微鏡で観察されました。

図.6 CYP 活性の培養期間全体にわたる変化の評価。。3D InSight™ マルチドナー肝臓マイクロティッシュは示された時点において低濃度のDexamethasoneによる刺激なしにCYP 基質カクテルI(Acetaminophen, 1-OH-Midazolam, 4-OH-Diclofenac, OH-Bupropion)または基質カクテルII(1-OH-Bufuralol, 4-OH-Mephenytoin, 7-OH-Coumarin) と24 時間培養されました。上清を回収し、LC-MS で基質の変換を検出した結果、ほとんどのCYP 種で長期にわたってCYP の活性が保たれるものの、その値に関してはドナーによって各CYP 種の活性が大きく異なることがわかります。

図.7 3D InSight™ マルチドナー肝臓マイクロティッシュにおけるCYP 誘導性の保存。マイクロティッシュは以下のそれぞれの濃度のシトクロームP450 誘導剤で処理された(Omeprazol 40μM、Rifampicin 10μM、Phenobarbital 500μM)。マイクロティッシュは72 時間培養され、CYP 基質カクテルI+II添加後24 時間培養されました。その後上清を回収し、LC-MS で基質の変換を検出した結果、誘導が観察されました。

利用例

毒性試験

▶ 薬物動態試験

▶ 肝炎モデル

3D InSight™ ヒトシングルドナー肝臓マイクロティッシュの仕様

表.1 ヒトシングルドナー肝臓マイクロティッシュの仕様

使用可能なエンドポイント

表.2 肝臓マイクロティッシュで使用可能なエンドポイント

3D InSight™ ヒトシングルドナー肝臓マイクロティッシュ製品リスト

表.3 ヒトシングルドナー肝臓マイクロティッシュ製品リスト