3D InSight™ 蛍光標識がん細胞株マイクロティッシュ

がん細胞株と間質細胞の共培養3Dマイクロティッシュは、in vitro実験において、異種移植モデル内の典型的な微小環境を再現する優れたモデルです。

InSphero社は、独自のプロセスを用いて、膨大な種類のがん細胞株とマウス繊維芽細胞株NIH/3T3の組み合わせによるマイクロティッシュを作製しております。

この技術を用いた共培養蛍光タンパク質標識がん細胞株マイクロティッシュを用いることで、結果の解釈に推量が入る余地を減らすための大きな一歩を踏み出すことが出来るようになります。

がん細胞と間質細胞は異なる蛍光タンパク質によって標識されていますので、従来は困難であったがん細胞と間質細胞の識別と定量がマイクロティッシュの機能を保ったまま容易に実現可能になりました。

InSphero社のGravityTRAP™プレートフォーマットで提供される蛍光標識がん細胞株マイクロティッシュを用いた実験結果は、標準的な蛍光プレートリーダーで計測可能であり、生化学アッセイのデータと高い相関を示します。

3D InSight™ 蛍光標識がん細胞株マイクロティッシュの特徴

✔ 蛍光測定による細胞分裂抑制効果および細胞毒性効果のリアルタイム観測が可能

✔ 蛍光シグナルと従来の生化学アッセイの結果との優れた相関性

✔ マウス異種移植モデル中の微小環境を模倣

✔ がん細胞と間質細胞を容易に識別可能

到着してそのまますぐにご使用頂けるようにGravityTRAP™プレートの各ウェルに1個のマイクロティッシュを含んだフォーマットでお届けします。

プレートは標準的な自動化装置と互換性があるように設計され、自動プレートリーダーを用いて簡単にマイクロティッシュを取扱い、分析することが可能です。

また、プレートは長期培養中に簡単かつ効率的に培地交換や化合物の添加を行うことが可能となるように設計されています。

3D InSight™ 蛍光標識がん細胞株マイクロティッシュの用途

▶ 薬剤探索のための薬効評価

▶ 前処理ステップの不要なアッセイによる早期段階のスクリーニング

▶ 複数パラメータの同時測定による薬剤試験

▶ 細胞の成長曲線計測

▶ 薬物動態試験/ 毒性試験


単独培養蛍光標識マイクロティッシュによる化合物評価

3D蛍光標識がん細胞株マイクロティッシュはがん細胞株単独培養でも、間質細胞との共培養でもどちらのフォーマットでも提供可能です。

図.1 HCT116単一細胞由来の3D蛍光標識マイクロティッシュは緑色蛍光を発し、明視野顕微鏡(下図)で直接画像観察可能であり、GravityPLUS™プレートを用いて蛍光強度により定量することが可能です。

構成細胞からの蛍光シグナルを利用することで、処理を必要としない直接的な結果の計測が可能であり、中~高スループット程度の薬効試験で特に有用です。

図.2 蛍光を利用した計測で得られるIC50の値と、生化学的アッセイで得られる値は良好な相関を示します。


共培養蛍光標識マイクロティッシュによる化合物評価

3D蛍光標識がん細胞共培養システムは、蛍光タンパク質TurboRFP発現間質細胞とGFP発現がん細胞より構成されています。

このシステムを用いた試験では、標準的なプレートリーダーで両細胞集団の3次元での詳細な定量的情報を得ることが可能です。共培養により、典型的な異種移植モデルの微小環境をより良く模倣することができます。

図.3 72時間の処理によるStaurosporineの蛍光標識HCT116共培養マイクロティッシュの用量反応曲線。

左図では広く使用されているPromega社CytoToxOne™ LDHアッセイを用いた結果が、下図ではGFPシグナルによるがん細胞株(左)およびRFPシグナルによる間質細胞(右)に関する用量反応曲線が示されています。 測定はTecan社のInfinite M200 PROを使用して実施されました。

3D InSight™ 蛍光標識がん細胞株マイクロティッシュ製品リスト

表.1 蛍光標識がん細胞株マイクロティッシュ製品一覧