線形 vs 環状エピトープマッピング比較

Rituximabを用いた線形vs環状エピトープマッピング比較

線形エピトープ(15アミノ酸残基、1残基オフセット) と環状エピトープ(7, 10および13アミノ酸残基、1残基オフセット)によるエピトープマッピングの結果を比較するため、RituximabのターゲットであるCD20の細胞外ドメイン由来のオーバーラッピングペプチドを用いたエピトープマッピングが実施されました。


線形エピトープを用いたエピトープマッピングの結果(左)と環状エピトープを用いたエピトープマッピングの結果(右)の比較。マイクロアレイの上半分は野生型のシステイン残基をそのまま残した配列、下半分はシステイン残基をセリンに置換した配列を使用しています。環状エピトープを用いたマイクロアレイでは1段目が7アミノ酸残基、2段目が10アミノ酸残基、3段目が13アミノ酸残基のペプチドで構成されています。

100μg/mLのRituximabとインキュベートした後、抗ヒトIgG 抗体(赤)及びコントロール用の抗Flag抗体(緑)で染色されました。

線形エピトープを用いた場合、Rituximabとの反応は観察できませんでしたが、環状エピトープを用いた場合は明確なシグナルが観察されました。このことは抗体医薬等の立体構造認識型抗体のエピトープマッピングに、環状エピトープを用いることの重要性を示唆しています。