製品・サービス

Editgene社

Editgene社は、CRISPR/Cas遺伝子編集に特化したバイオテクノロジー企業です。独自の技術プラットフォームを強みに、遺伝子編集のCRO・CDMOサービスを提供しています。

Editgene

Editgene社は、CRISPR/Cas に基づくゲノム編集技術の開発・最適化に特化した企業です。提供領域は遺伝子編集(Gene Editing)/遺伝子導入(Gene Delivery)/CRISPR ライブラリスクリーニング CRISPR検出と幅広く、1,000件超、300種類以上の細胞におよぶ受託(CRO)実績に基づき、基礎研究から応用開発まで強力に支援します。

主な製品・サービス

安定細胞株(ノックアウト〈在庫5,000以上〉、ノックイン、点変異、過剰発現、またin vitro/in vivoイメージング向けのCopGFP・ルシフェラーゼ標識など)を提供。あわせて、ベクター設計・構築、レンチウイルス作製、RNP 導入、エレクトロポレーション等、CRISPR 研究を支える総合的な遺伝子導入サービスに加え、CRISPR 関連酵素(crRNA ガイドRNAを用いたヌクレアーゼ)の供給も行っています。

主要技術プラットフォーム

Editgene社は、下記プラットフォームを中核に、世界の研究機関や製薬企業に対し、高品質で導入しやすいゲノム編集ソリューションを一貫して提供しています。用途やタイムラインに合わせ、在庫モデルの即時導入からカスタム設計・大規模スクリーニング・迅速検出まで、最適な選択肢をご提案します。

1. CRISPR-EDITx™(遺伝子ノックアウト基盤)

成熟した遺伝子編集プラットフォーム。高度な設計システムと実験システムにより、編集効率の低さ、トランスフェクションの難しさ、クローン生存率の低さといった研究課題を解決します。お客様のニーズに合った遺伝子ノックアウト細胞モデルを、より効率的かつ低コストで提供し、研究の進捗を加速させます。

2. HES™-KI(必須遺伝子選択型ノックイン)(Homology-Enhanced Selection)

新しいノックインプラットフォーム。従来のノックイン技術は、細胞が非相同末端結合(NHEJ)を好むため、効率が低いという課題がありました。特に、AAVドナーは高コスト、複雑な製造、限られた搭載容量といった制約があります。HES-KIは、必須遺伝子のC末端エクソン領域を標的とし、ドナーの統合が成功した場合にのみ必須遺伝子の機能が回復するように設計されています。これにより、統合に失敗した細胞は選択的に死滅するため、編集された細胞が高効率で選別されます。

3. Bingo™ PE7(Prime Editing に基づく点変異編集)

最新のプライム編集(Prime Editing: PE)戦略に基づく成熟した点変異編集プラットフォーム。 Bingo™ PE7は、pegRNA(prime editing guide RNA)と呼ばれる特殊なガイドRNAを使用します。このRNAは、標的配列に誘導するだけでなく、目的の塩基変更情報もコードしています。PEmax遺伝子編集酵素(Cas9n-RT)と組み合わせることで、ゲノムの特定部位を正確に標的とし、単一塩基置換や小規模な挿入・欠失を高精度で実現します。

4. FASST™(CRISPR 迅速な等温核酸検出)

高感度、高特異性、迅速な等温核酸検出プラットフォーム。従来のCRISPR検出法が抱える複雑さ、汚染リスク、低感度、長い検出時間といった課題を解決します。独自のタンパク質精製プラットフォームと酵素の最適化、そして独自のcrRNA設計ロジックにより、高感度な検出を可能にしながらも、操作を簡素化し、汚染リスクを低減しました。お客様の実験ニーズに応じて、カスタマイズサービスを提供しています。

5. TurboMice™ (次世代マウスモデルの作製)

独自の四倍体相補法を最適化し、次世代マウスモデルを迅速かつ高精度に作製します。最大3つの遺伝子を同時に編集可能で、従来最大2年かかっていた期間をわずか3〜5ヶ月に短縮できます。これにより、科学的な発見をより迅速かつ効率的に進めることが可能です。