Rho1D4抗体のエピトープ配列をタグとして付加されたタンパク質を本製品を用いて精製することが可能です。
Cube
Biotech社はRho1D4精製システムを利用したアフィニティレジン製品を初めて上市しました。
✔ 膜タンパク質の研究に最適です
✔ レジン1 mLあたり3~4 mgのタンパク質を結合可能
✔ 高い特異性でタンパク質を精製可能
✔ 競合的結合により、温和な条件でタンパク質を溶出可能
✔ 再使用のために再生可能
✔ 使用されている抗体と同じ抗体を別途ご提供可能
注: GSTタグタンパク質の培養上清からの精製やプルダウン実験ではPureCube Rho1D4磁気ビーズをご使用になることをお勧めします。
Rho1D4についてはこちらをご参照ください。
Rho1D4ペプチド
溶離バッファー中にRho1D4ペプチドを混合することにより、ペプチドがアフィニティレジンに競合的に結合し、タグ付きタンパク質を温和な条件(例えばpH変化等)で溶出することが可能になります。
Cube Biotech社ではPureCube
Rho1D4アガロースを用いてテストし、使用しやすいように分注したRho1D4
ペプチドを提供しております。
ペプチドは単体でも、標準セットとしてPureCube
Rho1D4アガロースとともに購入することもいずれも可能です。
Rho1D4抗体
Cube Biotech社ではPureCube
Rho1D4アガロースの原料として使用されている抗体を個別にも提供しております。
抗体はウェスタンブロットやELISAでRhoタグタンパク質を検出するためにご使用頂けます。
タンパク質の特異的かつ高収率精製
PureCubeレジンは厳密な品質ガイドラインに従い、バッチごとにレジンが高いタンパク質保持能を保有していることを確認するための品質チェックが行われます。
抗体-エピトープ間の相互作用に起因する特異性とターゲットタンパク質のために最適化された精製プロトコルを組み合わせることで、高収率でタンパク質溶出フラクションを得ることができます。
図1. はchemokine receptor 4
(CXCR4)の精製結果を示しています。大腸菌で発現されたタグ付加タンパク質はFos-Choline®-14により可溶化され、PureCube
Rho1D4アガロースビーズを充填したカラムで精製されます。
Using the
Rho1D4ペプチドを溶出液として使用することで4つの溶出フラクション中にそれぞれ0.8,
1.0, 0.85 および0.6 mg/mLのタンパク質を回収しています。
ウェスタンブロットの結果、CXCR4がおよそ65 kDaおよび35
kDaの位置に検出されました。
これらのバンドはそれぞれ39.7
kDaの膜タンパク質のモノマーおよびダイマーに対応しています。モノマーとダイマー、溶出液としてのペプチドの分離はサイズ排除クロマトグラフィーで行うことができます。
Rho1D4アガロース製品リスト
表1. Rho1D4アガロース製品リスト
カタログ番号 |
製品名と内容 |
Rho1D4アガロース |
|
33101 |
PureCube Rho1D4 Agarose (1 mL) 2 mL 50% suspension |
33102 |
PureCube Rho1D4 Agarose (5 mL) 10 mL 50% suspension |
33103 |
PureCube Rho1D4 Agarose (10 mL) 20 mL 50% suspension |
33104 |
PureCube Rho1D4 Agarose (25 mL) 50 mL 50% suspension |
33105 |
PureCube Rho1D4 Agarose (50 mL) 100 mL 50% suspension |
33199 |
Rho1D4 Starter Set 1 PureCube Rho1D4 Agarose (1 mL) and Rho1D4 peptide (5 mg) |
Rho1D4ペプチド |
|
16201 |
Rho1D4 peptide (5 mg) sufficient for 1 mL PureCube Rho1D4 Agarose or Magbeads |
16203 |
Rho1D4 peptide (25 mg) sufficient for 5 mL Pure Cube RHo1D4 Agarose or Magbeads |
Rho1D4抗体 |
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40020 |
Rho1D4 Antibody (200 μg) 50 μL at 4 mg/mL |