Cube
Biotech社ではプロジェクトの規模に関係なく、ご希望の膜タンパク質の精製をサービスとして提供しております。
サービスの開始時点で充分なヒアリングと検討、および調査が行われますため、ご希望の用途に沿った最適なタンパク質をお届けすることが可能です。
タンパク質の精製は細胞、細胞溶解液、培養上清のどれからでも承ります。また、発現から精製までトータルで承ることも可能です。
▶ 発現・精製サービスの詳細はこちら
サービスは標準的な内容のみでなく、それぞれの作業を組み合わせたりご希望の内容を追加したりすることでご要望に応じたカスタムメイドの内容で実施することも可能です。
精製後のナノディスク化や結晶化についても承ります。詳細は以下のリンクから。
▶ ナノディスクサービスはこちら
▶ 結晶化サービスはこちら
標準的な作業内容
1.サイトプラズム、ペリプラズムまたは培養上清からの精製
発現系や発現ベクターにより、タンパク質はサイトプラズム、ペリプラズムまたは培養上清から精製されます。
Cube
Biotech社ではこれらの各々に対して最適な精製プロトコルを確立しており、ホストとベクターの様々な組み合わせに対して適用可能です。
2. 可溶化および精製のためのバッファーおよび界面活性剤スクリーニング
個々の膜タンパク質や可溶性タンパク質ごとに安定化のための最適なバッファーがdifferential
scanning fluorimetry (DSF)を利用して決定されます。
確立された活性試験がある場合、安定性と活性状態の相関を確認するために活性試験も実施します。
膜タンパク質または膜結合タンパク質の場合、膜からの分離・抽出に界面活性剤が必要です。界面活性剤は抽出および精製の過程でタンパク質を安定化するように最適化されます。
タンパク質がインクルージョンボディとして発現される場合、界面活性剤やバッファーの最適化の過程を含む可溶化とりフォールディングが実施されます。
3. His、Rho1D4、GSTまたはStrepタグを使用したアフィニティ精製
His, GST, or Strepタグ等のタグが付加されたタンパク質の精製ではCube
Biotech社独自の高品質アフィニティ精製レジンが使用されます。
膜タンパク質では通常Rho1D4システムの使用を推奨していますが、他のタグを利用した精製ももちろん可能です。
精製条件は最初に小スケールで最適化され、タンパク質にもよりますがmg量程度までスケールアップされます。
必要な場合、タンパク質を安定かつ活性な状態でお届けするため、バッファーおよび界面活性剤の最適化が再度行われます。レポートには全てのステップでの結果が含まれます。
4. 結晶化用の均一なタンパク質フラクション取得のための精製
Tタンパク質結晶化やfunctional binding
assays等のための非常に高純度かつ均一なタンパク質フラクションを得るため、第2段階、第3段階の精製が行われます。
精製では、アニオン/カチオン交換クロマトグラフィーやゲル濾過を含む様々な方法が使用されます。
精製条件は最初に小スケールで最適化され、タンパク質にもよりますがmg量程度までスケールアップされます。必要な場合、タンパク質を安定かつ活性な状態でお届けするため、バッファーおよび界面活性剤の最適化が再度行われます。レポートには全てのステップでの結果が含まれます。