安定同位体ラベル化合物
安定同位体ラベルアミノ酸
安定同位体でラベルされたアミノ酸は、質量分析を用いた配列・構造解析の内部標準やNMRを用いた構造解析等に利用されています。
Silantes社では、独自の技術を用いて、幅広い範囲のアミノ酸を安価に提供しております。
2H、13C、15Nの単独ラベルのみでなく、2重ラベルや、立体整列同位体標識法用の3重ラベルアミノ酸をラインナップしております。
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安定同位体ラベル ヌクレオシド三リン酸
NMRを用いたDNAおよびRNA分子の構造解析には安定同位体でラベルされたDNAおよびRNAが必要です。
Silantes社では、独自の技術を用いて、幅広い範囲のオリゴヌクレオチド合成のためのリボヌクレオシド、デオキシリボヌクレオチド、リボヌクレオシド三リン酸およびデオキシリボヌクレオシド三リン酸を安価に提供しております。
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その他のラベル化合物
Silantes社では安定同位体ラベルグルコースや尿素、重水等、一般的な安定同位体ラベル化合物も販売しております。
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安定同位体ラベル用培地
安定同位体ラベルOD培地
安定同位体でラベルされた培地中で微生物を培養することにより、簡便かつ安価に同位体ラベルされた生体分子を得ることができます。Silantes社では、大腸菌や酵母を用いた安定同位体ラベルサンプル作製のために最適な培地を開発しました。
同社のOD培地は高い成長速度や細胞密度および優れた外来タンパク質の収率を再現性良く達成するように最適化されています。OD培地は単に最適化の手間を減らすだけでなく、発現効率の点でも従来のグルコースを添加した培地より優れています。
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大腸菌用M9塩添加培地
Silantes社では、安定同位体ラベルを安価に実現するためにOD培地とは異なる組成の標準培地を開発しました。
この培地はアミノ酸のセット、M9塩およびその他の必須の栄養素を含むリッチ培地です。
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SILAC培地
SILAC(Stable Isotopic Labeling of Amino Acids in Cell Culture)(Ong et al., 2006)は培養細胞を用いた定量的プロテオミクス解析に関する強力なツールです。この方法は適用範囲が広く信頼性が高い結果が得られます(Ong et al., 2006)。
通常2H、13C単独または13Cおよび15Nでラベルされたリシンもしくは13C単独または13Cおよび15Nでラベルされたアルギニンを使用します。ラベルされたアミノ酸を含むタンパク質は含まないタンパク質と比較して分子量が増加しており、培養によって得られたタンパク質やペプチドの同定と定量を可能にします。
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生体内での安定同位体ラベルのための飼料
SILACプロテオミクス解析用動物飼料
Silantes社では、13Cでラベルされたリシンを含む各種動物飼料を提供しております。飼料は以下の生物に対して提供されています。
- マウス
- ゼブラフィッシュ
- ハエ
- 線虫
- 酵母(Saccharomyces cerevisiae)
ラベル済み培地中で培養した酵母や大腸菌を餌として与えることで、食物連鎖の上位に位置する生物中のタンパク質をラベルします。
この飼料を用いることで、ゼブラフィッシュやマウスタンパク質中の95-98%のリシンが13Cリシンで置換されます。これにより、個体間のタンパク質発現・局在プロファイルの比較や組織内でのタンパク質の発現・局在パターンを定量的に解析することが可能になります。
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SILAMプロテオミクス解析用動物飼料
Silantes社では15Nラベルタンパク質として化学合成細菌の分解産物を用いてマウスをラベルするための飼料をMax Planck-Institute of PsychiatryのProf. Chris Turckと共同で開発しました(Zhang et al. 2008)。
この試料を用いることで、個体間のタンパク質発現・局在プロファイルを比較することが可能です。
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安定同位体ラベル動物組織
定量的プロテオミクス解析やメタボロミクス解析において、安定同位体ラベルされたマウスまたはマウス組織標準試料として有用です。Silantes社では同位体ラベルした飼料を用いて飼育することにより、ラベルされたマウスおよびマウス組織を開発・提供しております。
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