PureCube アフィニティ精製用磁気ビーズ

Cube Biotech社では、培養上清のような稀薄溶液からのタンパク質抽出、発現レベルが低いタンパク質の精製、プルダウン実験のような用途に非常に有用な磁気ビーズをご提供しております。



磁気ビーズによるタンパク質精製は以下のような用途で大変有用です。

▶ 培養上清のような稀薄溶液からのタンパク質抽出

▶ 発現レベルが低いタンパク質の精製

▶ プルダウン実験

Cube Biotech社では自社開発のPureCube磁気ビーズを販売するとともに、自社でも使用しております。アガロースでコートされたフェリ磁性体コアへ選択されたリガンドを結合し、高い品質基準をクリアするビーズが作製されます。

このビーズを使用することにより、迅速かつ簡単に精製を行うことが可能となり、精製の自動化も可能となります。タンパク質の発現率および培養量によって精製に使用する磁気ビーズの量を容易に増減することが可能です。

1 mlからバルク量までご提供が可能です。より大スケールの発現用にはPureCube アガロースレジンをお勧めしております。

お選びいただけるタグ

Cube Biotech 社では以下のタグが付加されたタンパク質の精製用のPureCube磁気ビーズを提供可能です。

Hisタグ

Hisタグはサイズが小さいこと(6-10アミノ酸)やその取扱いの容易さから最もよく利用されています。Hisタグを用いた精製は天然条件および変性条件の双方で行うことができ、幅広い変性剤や添加剤の存在下で実施可能です。

Ni

PureCube磁気ビーズはニッケルイオンを配位したキレートリガンド(IDAまたはNTA)を結合したアガロースビーズでコーティングされたフェリ磁性体です。

Ni以外の金属

個々の利用する相互作用に応じて、幅広い範囲の金属を配位したNTAおよびIDA磁気ビーズが作成されています。

ニッケルにかわって用いられることが多い遷移金属としては、銅(Cu)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)があげられますが、ガリウム(Ga)、アルミニウム(Al)やジルコニウム(Zr)も用いられます。

GSTタグ

GSTタグは26 kDaのタンパク質タグであり、組み換えタンパク質のフォールディングを促進するためによく選択されます。

Rho1D4タグ

Rho1D4タグは9アミノ酸から成るタグであり、rho1D4抗体に結合し、膜タンパク質の精製において特に効率的であることが示されています。

Cube Biotech社ではこのタグを使用した精製に必要な磁気ビーズ、Rho1D4ペプチドおよびRho1D4 抗体の全てをご提供可能です。

その他のオプション

カスタム磁気ビーズ

Cube Biotech社ではタグなしタンパク質の精製や天然構造のままでの精製、特定のコンフォメーションの選択的精製等のためにご希望の分子や抗体を結合したカスタム磁気ビーズを作製可能です。

活性化磁気ビーズ

また、お客様ご自身でご希望のリガンド等を結合した磁気ビーズを作製して頂けるよう、活性化磁気ビーズも提供しております。