- 最新のCDRグラフティングプラットフォーム
- デザインの段階からT細胞エピトープのスクリーニングを実施
- キメラ抗体をコントロールとしてご提供
- 8週間で最低10種類のコンストラクトをご提供
- ロイヤリティなしのサービス
- 抗体の開発における長年の経験を活かした高い信頼性
実施内容
ステージ1:抗体配列の決定
お預かりしたハイブリドーマ等の可変領域配列を増幅し、クローン化した後、配列を解析します。
より確実な結果を得るため、少なくとも5個のクローンのコンセンサス配列を含む完全なレポートが作成されます。
決定された配列情報には、CDR領域に関する注釈が付属します。
必要な場合、質量分析でタンパク質レベルでの抗体配列の確認も可能です。
標準期間:4週間
ステージ2:抗体ヒト化
ステージ1で決定された可変領域を、ヒトドナーの配列から作り出されたヒト化重鎖および軽鎖から構成されるパネルと独自のソフトウェアを使用して組み合わせます。
ヒト化された抗体部分配列は哺乳類細胞での発現用にコドン最適化され、合成されます。
合成された部分配列は発現用に組み合わせて作製される完全長抗体に使用されます。
ヒト定常領域配列は選択可能であり、この段階で最終抗体のアイソタイプが決定されます。
標準期間:6-7週間
ステージ3:小スケール過渡的発現
各ヒト化抗体は小スケールでの過渡的発現用にbicistronic発現ベクターにクローニングされます。
各コンストラクトを用いての少量の発現、精製後、ターゲットへのアフィニティが測定されます。
このステージでは以下のような様々なツールを用いてより完全な抗体の特性解析を行うことも可能です。
- エンドトキシン分析
- FACS解析
- IEFゲル分析
- Biacore解析
- ESI-MS
- 15 AA N末端配列解析
- 糖鎖プロファイリング(CE-LIF、RP-HPLC、SE-HPLC)
- ADCCアッセイ
- CDCアッセイ
- エピトープマッピング
標準期間:6週間
ステージ4:大スケール発現
本項目はオプションです
選択されたヒト化抗体は、相当する各コンストラクトを用いて大スケールの発現(10-20m程度)、プロテインAによる精製後、解析が実施されます。標準ではSDS-PAGE、BCA分析および抗原が入手可能な場合はELISAで評価されます。
標準期間:6週間
ステージ5:安定発現株構築
ステージ3で選択されたヒト化抗体を産生する安定発現株は、確立されたDHFR増幅システムを利用して樹立されます。
第1段階ではテストと特性解析のための研究グレードの株が作製されます。
抗体産生が確認された後、高産生株の樹立のために最適化され、cGMPスケールアップのためのバリデーションが行われます。
無血清培地での生産のための訓化も可能です。
標準期間:18-24週間
保証
抗体ヒト化で16配列以上をご発注いただいた場合、Biacoreを用いた解析でキメラ抗体の2倍以上のアフィニティを保証します。