XLサイズアガロースレジン

アフィニティクロマトグラフィーの充填剤としては、標準的には40-150μmサイズのアガロースビーズがよく使用されます。これはグラビティフローやFPLCに適しています。

しかしながら、特殊な用途では特に大きなサイズ(300-500μm)のアガロースの方が適している場合があります。

この特殊な用途には


▶ 分注ロボットを用いた自動化精製:

大サイズのビーズは重力によって早く沈降し、ピペッティングに伴うビーズの取り残しおよび流出の最小化が可能


▶ 沈殿・顆粒除去前ライセートからの精製:

残存不純物による詰まりが生じない


などが挙げられます。

図1

図.1 【標準およびXLサイズのPureCubeアガロースおよび磁気ビーズのサイズ分布】

高収率と高純度- 処理済および処理前ライセート

図2

図.1 沈殿物・顆粒除去後および処理前ライセートに対するNTA Agaroses XLの精製性能。大腸菌で精製されたGFPはPureCube Ni-NTAアガロースXLおよびCo-NTAアガロースXL担体を用いて精製されました。

PureCube Ni-NTAおよびCo-NTAアガロースXLを使用した場合、1mLあたり40 mg まで(Ni-NTA Agarose XL)および35mgまで(Co-NTA Agarose XL)のタンパク質の収量を示します。

標準のHisアフィニティレジンとは対照的にコバルトイオン複合体のHisタグに対する選択性はニッケルと同等であり、同等の純度を実現します。

注:この性質はタンパク質に依存するものと考えられます。


迅速なスクリーニングのため、遠心分離による処理を行うことなく、細胞の溶解直後にアガロースXLを用いた精製を行うことが可能です。この手順では時間と追加の設備を省くことができますが、純度は若干低下します。

注:この簡便化プロトコルは遠心分離やグラビティフローを用いたバッチ精製の際にのみ用いることを推奨します。


アガロースXL製品の特長は標準アガロースと同等であり、以下の修飾も可能です。

▶ Hisアフィニティレジン (Ni-NTA, Ni-IDA, Co-NTA, および無配位レジン)

▶ グルタチオンアフィニティレジン

▶ 膜タンパク質精製用Rho1D4レジン

▶ 分子のカップリング用活性化レジン

▶ カスタムレジン

全ての製品は自社施設で製造されており、お客様の研究室や製造施設で最適なパフォーマンスを発揮するように高いロット間の再現性を実現しております。製品およびサイズのラインナップは以下をご参照下さい。

特殊な修飾、バルク量でのご注文は別途お問い合わせ下さい。

稀薄溶液からの精製やプルダウン実験用には磁気ビーズのページをご参照下さい。

XLサイズアガロース製品リスト

PureCube Ni-IDA, Co-無配位IDA, IDA, 無配位NTA,および活性化アガロースXLサイズについてはお問い合わせ下さい。

表1. XLサイズアガロース製品リスト