タンパク質シークエンシングサービス
ゲノム配列の解析が完了していない動物種由来のタンパク質を研究している場合、変異や翻訳後修飾を解析している場合、Rapid Novor社のサービスをご利用下さい。
同社の質量分析を利用した de novo シークエンシングサービスでは、単に情報がないタンパク質の配列を確定できるだけでなく、DNAを元にした場合と比較して、対象タンパク質に関するより完全な情報を得ることができます。少量のサンプルをご提供頂くだけで迅速に正確な結果をお届けします。
正確なタンパク質配列の同定
タンパク質配列データベースを参照することなく行われる de novo シークエンシングには様々な利点があります。タンパク質配列データベース中に存在する配列と異なる配列を持つタンパク質の場合、 de novo シークエンシングは正確な結果を得る唯一の方法です。
ロイシン/イソロイシンの確実な識別
独自のWILD™ 法を用いることで、イソロイシンとロイシンのようなアイソマーを識別可能です。これにより、エラーが入る余地が生じる従来からの酵素消化によるロイシン/イソロイシン間の識別プロセスが不要となります。
タンパク質全長のカバーとアミノ酸レベルの正確性
抗体配列中のアミノ酸が正しいことは、複数のプロテアーゼ処理を行ったサンプルの質量分析スペクトル間で一貫して強いシグナルピークが観測されることと重複部分がある複数のペプチド間で部分配列が一致していることで確認されます。このサービスでは確実にタンパク質の全長をカバーするだけでなく、個々のアミノ酸レベルでの正確性も担保されます