PEPperMAP™ 免疫モニタリングサービス
免疫モニタリングは動物免疫、ワクチン接種および生物学的製剤の投与によって引き起こされる抗体反応のフィンガープリント解析に有用です。抗原に対して反応する抗体の有無のみがわかるELISAとは異なり、PEPperMAP™ 免疫モニタリングサービスでは液性免疫を引き起こすエピトープの相対的免疫原性を評価することも可能です。
本サービスでは、1種類または複数種類のタンパク質をカバーするようデザインされたオーバーラッピングペプチド*から構成されるマイクロアレイを用い、最初に免疫前の血清等とのイムノアッセイを実行し、データを取得します。免疫後一定期間をおいて再度血清を取得しイムノアッセイを行います。免疫前後の差を見ることで、免疫原によって惹起された応答を観察することができます。
時系列に沿って血清等を取得しイムノアッセイを実施することによって免疫、ワクチン接種および薬剤投与後の免疫応答の変化を観測することも可能です。
*一定の長さを持ち1残基ずつ配列をスライドさせた重複部分を持つペプチドで、ペプチド全体の集合として元のタンパク質の配列全体をカバーするようデザインされたペプチド
アプリケーション
- ワクチンおよびアジュバントの開発
- 動物免疫による抗体作製
- 免疫時のフィンガープリント解析
- 時系列解析によるワクチン接種戦略の構築
- 免疫療法の開発
- 抗薬剤抗体反応のモニタリング
- 感染によるB 細胞応答のモニタリング
サンプル
血清、血漿、等
使用マイクロアレイ
単一または複数の抗原由来オーバーラッピングペプチド
必要情報
抗原の配列情報(Fastaフォーマット等)および解析サンプル数