レポーター酵素とその基質
レポーター酵素とそれらに対応する基質製品のご紹介です。酵素は下記の4種類の他、ルシフェリン、セレンテラジン、デカルボキシラーゼ基質、ジヨードチロシントランスアミナーゼ基質のご用意がございます。
ペルオキシダーゼ基質
ペルオキシダーゼは酵素イムノアッセイに最もよく用いられる酵素で、中でも最も有名なのは西洋ワサビペルオキシダーゼ(Horse
Radish Peroxidase, HRP)です。
過酸化水素は電子供与体存在下でペルオキシダーゼによって水に変換されます。
このとき電子供与体として適当な酸化発色基質を用いることで、過酸化水素量を発色量として観測できます。
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アルカリフォスファターゼ基質
西洋ワサビペルオキシダーゼと並んで、アルカリホスファターゼ(AP)は最も頻繁に使用されるレポーター酵素の一つです。
ウェスタンブロット法もしくは組織染色を用いて蛋白質を、サザンブロット、ノーザンブロット法およびin
situハイブリダイゼーションを用いてDNAとRNAを同定するのに用いられます。
さらに、APの遺伝子phoA(大腸菌由来)は遺伝子制御を研究するためのレポーター遺伝子としてしばしば使用されます。
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グリコシダーゼ基質
自然界に数多くの糖が存在することに対応して、これらのグリコシド結合を加水分解する多数の酵素が存在します。
Iris社では酵素基質の主成分となる糖類に発色/蛍光分子が結合した分子をご提供しております。
特異的なグリコシダーゼによる切断によって発色/蛍光分子が放出され、検出されます。
遊離する色素は可溶のものにするか不溶のものにするかは選択できます。
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プロテアーゼ(およびエステラーゼ)基質
プロテアーゼ(プロテイナーゼもしくはペプチダーゼ)は、アミノ酸を連結するペプチド結合の加水分解を触媒する酵素です。
プロテアーゼは、一般的に水の存在下で様々な結合の加水分解反応を触媒する加水分解酵素の1種ですが、ペプチド(アミド)結合とエステル結合の加水分解の化学反応は非常に類似しているため、多くのプロテアーゼはエステラーゼ活性を示します。
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その他の基質(ルシフェリン、セレンテラジン、デカルボキシラーゼ、ジヨードチロシントランスアミナーゼ)
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ハルマン誘導体 - 代謝酵素シトクロムP450を介する薬物相互作用のための基質
薬物相互作用を確認するためのツールです。
代謝的薬物相互作用
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シトクロムP450の薬物相互作用
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ハルマン誘導体 - 高い代謝回転数を持つ新基質
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グルクロニド
グルクロニドはグルクロノシドとしても知られ、グリコシド結合を介して別の物質にグルクロン酸を結合させることによって産生される任意の物質のことを指します。
グルクロン酸は化合物にグリコシド結合を介して結合し、その化合物に非常に高い水溶性を付与することで、尿または糞便(肝臓から胆汁を経由)を経て体内から排泄されやすくします。
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阻害剤
酵素阻害剤は、酵素活性を低下させる分子のことをいいます。
競合的阻害剤は、酵素の活性部位を占有することによって基質が結合することを妨げ、非競合的阻害剤は直接基質の結合を阻害せず、例えば酵素の持つ金属イオンと錯塩を形成するなどして活性部位以外の部位に結合し活性を阻害します。
酵素阻害剤は、特定の酵素の機能、疾患、代謝や制御経路の機能を研究するために使用されます。
主にプロテアーゼ阻害剤、タンパク質キナーゼ阻害剤をご用意しております。
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誘導物質
誘導物質は、1つないしはいくつかの遺伝子の発現を正に調節すると考えられている物質です。
天然基質を模倣しているが、誘発された代謝経路によって分解することができない人工的な誘導物質は“非代謝性”誘導物質と呼ばれています。
これらの物質は代謝されないため、活性化シグナルがoffになることを防ぎます。
主にIPTG、IPTGlcA、1- O-メチルグリコシドのご用意がございます。
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糖ベースの非イオン性界面活性剤
様々な組み合わせのアルキルグリコシドは、天然の状態で膜たんぱく質を可溶化、分離できる非イオン性界面活性剤として使用することができます。
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チオール基に対して反応性を持つ試薬
Cleland試薬、グルタチオン、TCEPをご用意しております。
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架橋用試薬
容易に制御することが可能で、標的分子の化学量論を最適化することが可能なので、ヘテロ二官能性試薬コンジュゲートは、二つの異なる生体分子間のコンジュゲートの調製に非常に有用です。
また複合体は、かい離速度の低い高親和性の非共有結合を生じる分子の組み合わせを使用することによって、非共有結合的に形成することも可能です。
典型的な例としては、ビオチンおよびアビジン/ストレプトアビジンや抗原/抗体が挙げられます。
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免疫学のためのツール
ビオチン化試薬ならびにビオチン-/ストレプトアビジン -
ペルオキシダーゼコンジュゲート、dPEG™の技術を用いた二次抗体をご紹介しております。
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