クリックケミストリーのスペルミンおよびアミンへの応用

核酸と相互作用するスペルミンおよびその他の生体由来ポリアミン

ポリアミンが化学分解および酵素分解に対して核酸を安定化することや二次構造および三次構造の形成を促進すること、さらには細胞への取り込みを促進しすることが知られています。[1]

スペルミンはグアノシンおよび8-オキソグアノシンの酸化損傷に関与し、デオキシリボシル尿素の形成を引き起こします。[2]

DNA四重鎖[d(G3T4G3)]2に結合する低分子化合物が知られており、またスペルミンは折り畳まれたDNA四重鎖に対し、直鎖状四重鎖や二重鎖より高い親和性を示します。[3]

フーリエ変換赤外分光およびキャピラリー電気泳動によって研究された、生体由来ポリアミンおよびコバルト(III)ヘキサミンとDNAとの相互作用に関する構造生物学的な分析の結果も得られています。ポリアミン(プトレシンおよびスペルミジン等)は多様な生物学的プロセスに関与します。生体由来ポリアミンはDNAおよびRNAに結合し遺伝子の発現制御において重要な役割を果たすことや、DNAの凝縮および凝集を引き起こし、DNAの立体構造変化を誘導することも知られています。[4]


参考文献

[1] Andrew J. Marsh, David M. Williams and Jane A. Grasby; Or-Biomolecular Chemistry 2004; 2: 2103 ‒ 2112.ganic & Biomolecular Chemistry 2004; 2; 2103-2112. [2] M.E. Hosford, J.G. Muller, C.J. Burrows; J. Am. Chem. Soc. 2004; 126:9540-9541. [3] M. A. Keniry; Quadruplex structures in nucleic acids. Biopolymers2001; 56: 123-146. [4] Amin Ahmed Ouameur and Heidar-Ali Tajmir-Riahi; J. Biol. Chem.2004; 279(40): 42041-42054.

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表.1 光架橋リンカー製品一覧