β,β-ジメチル化アミノ酸

概要

構造的多様性と化学的および酵素的分解に対する安定化は、アミノ酸誘導体化のテーマとなっています。

アミノ酸のβ,β-ジメチル化は、α炭素の構造および立体配座が維持されながら、隣接する炭素において修飾が起こる優れた手法の1つです。


各種アミノ酸のジメチル化体
図.1 各種アミノ酸のジメチル化体

tert-ロイシンとペニシラミンについては、ペプチド市場で既知のβ,β-ジメチル化アミノ酸が存在しますが、他の類縁体の合成は非常に特殊で、Iris Biotech社が提供する合成プラットフォームによってのみ合成可能な化合物です。


参考文献

▷ Synthesis and Biological Activity of Analogues of the Antimicrotubule Agent N,beta,beta- Trimethyl-L-phenylalanyl-N1-[(1S,2E)-3-carboxy-1- isopropylbut-2-enyl]-N1,3-dimethyl-Lvalinamide (HTI-286); A. Zask, G. Birnberg, K. Cheung, J. Kaplan, C. Niu, E. Norton, R. Suayan, A. Yamashita, D. Cole, Z. Tang, G. Krishnamurthy, R. Williamson, G. Khafizova, S. Musto, R. Hernandez, T. Annable, X. Yang, C. Discafani, C. Beyer, L.M. Greenberger, F. Loganzo, S. Ayral-Kaloustian; J. Med. Chem. 2004; 47: 4774-4786. ▷ Serine as Chiral Educt for the Practical Synthesis of Enantiopure N-Protected beta- Hydroxyvaline; J.E. Dettwiler, W.D. Lubell; J. Org. Chem. 2003; 68: 177-179. ▷ Total synthesis of the large non-ribosomal peptide polytheonamide B; M. Inoue, N. Shinohara, S. Tanabe, T. Takahashi, K. Okura, H. Itoh, Y. Mizoguchi, M. Iida, N. Lee; S. Matsuoka; Nature Chemistry 2010; 2: 280-285. doi:10.1038/nchem.554 ▷ Synthesis of beta,beta-Dimethylated Amino Acid Building Blocks Utilizing the 9-Phenylfluorenyl Protecting Group; N. Kawahata, M. Weisberg, M. Goodman; J. Org. Chem. 1999; 64: 4362-4369. ▷ A General Method for Making Peptide Therapeutics Resistant to Serine Protease Degradation: Application to Dipeptidyl Peptidase IV Substrates; K.R. Heard, W. Wu, Y. Li, P. Zhao, I. Woznica, J.H. Lai, M. Beinborn, D.G. Sanford, M.T. Dimare, A.K. Chiluwal, D.E. Peters, D. Whicher, J.L. Sudmeier, W.W. Bachovchin; J. Med. Chem. 2013; 56: 8339−8351; dx.doi.org/10.1021/jm400423p.

開発プロジェクトについて

特定の分子の合成経路、収量および純度を正確に予測することは非常に難しい課題ですが、Iris Biotech社では適切な生産ルートを見つけるために、標的化合物に到達するための手法を練り、研究と複数の予備実験を実施し、堅牢なプロセスに発展させるサービスをご提供しております。

一般的な課題としては下記のようなものが挙げられます

1.
次代においても通用する、持続可能な製造の基礎としてのラボスケールde novo合成ルート開発
2.
効率的な技術を選択しプロセスの効率を向上させるための、既存の合成ルートの最適化又は再設計
3.
目的の分子を得るためのパテントフリーな技術の検索

これより複雑な課題には、受託開発契約として実施されます。

この契約には下記のような開発プロセスを含みます。

·
バイオコンジュゲーション
·
分析またはマテリアル開発における特定のアプリケーションに適切な分子またはポリマーの探索

この一連の研究開発は、通常ラボスケールからバルクまでの化合物の製造を含め、持続可能でスケーラブルな合成経路の開発につながります。

コスト計算に関しましては、FTE(Full Time Equivalent)ベースおよびマイルストーンに基づくFee for serviceとなります。

お客様のニーズにあった化合物をご用意し、プロジェクトを円滑に進めるお手伝いをさせていただきます。Iris Biotech社のサービスをぜひご活用ください。

お客様の合成手法に倣ったサンプルの受託合成

緊急に入手する必要のある化合物があるにも関わらず、物理的なスペースや人的資源の不足といった問題を抱えるお客様の代わりに、Iris Biotech社の経験豊富なスタッフがサンプルを合成いたします。

Iris Biotech社は、お客様の合成プロセスを豊富な専門知識で忠実に再現、実行いたします。

プロセスに関するすべての事項は、厳密に機密保持契約によって守られます。

プロジェクトが終了した際には、Iris Biotech社の専門スタッフによって包括的に文書化された手順をお渡しいたしますので、簡便にプロセスを追跡し、再現性を保つことが可能となっています。